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One day

ようこそ~ ここは10代のころにASKAと出会い例の事件のあと再びファンに戻った40代前半の人間がつづるBLOGです あのころの貴重な思い出と共にかたります。 できれば過去から読んでください

お題「わたしの黒歴史」

 

 

黒歴史というにはどうにも違うような気がするが。

 

昔、うつ病だという友人がいた。

その友人とは、ある予備校に通っているときからの付き合いだった。

 

10代の終わりに出会い、二十代前半までは遊んでいた。

 

あるとき、その友人がうつ病だということを知った。

出会ったころから不思議な子だと思っていたが、精神的に追い詰められたような

表情をするときもあり、なかなか突っ込めずにいた。

 

そんなとき、周りのほかの友人から聞かされた。

 

「あの子ってうつなんだってね」

 

なんとなくはわかってたつもりだった。

 

だけど、わたしはうつ病を本当に知っているわけではない。

 

 

つい知ったかぶりで、いろいろ話した。

 

 

しかしある時、私が言ったことをずっと恨んでたみたいな表現をしたことがあった。

 

そのとき、ぞっとした。

 

 

たまらなくなり、ほかの友人に相談し始めた。

 

そのわけを知った友人も理解してくれた。

 

そのうちに、うつの友人とは、心が離れてしまった。

 

 

その後も私は嘘をつき続け、怖かったので友人のふりをしていた。

しかし、ある時からその友人は手紙と電話をしてくるようになった。

 

本当はとっくに友人関係をやめたかった。

その子の放つ一言がずっとこわかったのだ。

 

 

「一人になってしまうのが怖い」としきりに言っていた。

だから、私しか頼る人がいないんだと。

 

 

 

そんなはずはないと私はわかっていた。

進学もしているし、ほかに友人もいるはずである。

 

私の心が折れ始めていた。

 

そして私はあるとき、手紙で想いを伝えた。

 

「もう、電話するのやめて」とはっきり書いた。

 

 

それからは、まったく連絡はこなくなった。

 

正直こわかったが。

でも、私はいまも、その子は元気でいるだろうと信じている。

 

 

なぜなら、本当に精神的に追い詰められていたら、電話なんかできる余裕もないからである。

 

 

私はそれを見抜いたから。

 

 

 

 

というお話です。